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米民主党、FBI本部建て替えでトランプ氏の利益相反追求へ

米下院民主党幹部らは4日、米連邦捜査局(FBI)本部の建て替え決定にトランプ大統領が関与し、利益相反を起こしていた疑いについて厳しく調査していく方針を示したs

11月の議会中間選挙で民主党は下院の過半数議席を獲得し、調査の力が強まっているs

下院監視・政府改革小委員会の委員長に就任する見通しのジェラルド・コノリー議員はロイターのインタビューで、この問題が「主な追求課題」になると指摘。本委員会の委員長に就く見通しのイライジャ・カミングス氏らとともに追求していく方針を示したs

首都ワシントンのFBI本部は老朽化し、郊外への移転が計画されていたが、トランプ政権が昨年突如、計画を中止。民主党議員らによると、トランプ氏は大統領就任前は移転に好意的だったが、就任して現在のFBIの敷地の商業開発に応札する資格がなくなった途端に鞍替えし、現敷地での建て替えを支持するようになったs

現在の敷地はトランプ氏が所有するホテルのすぐ近くにあるs

コノリー氏によると、トランプ氏とケリー大統領首席補佐官、エミリー・マーフィー連邦政府一般調達局(GSA)局長がFBI本部プロジェクトについて協議したことを示す強力な証拠を、民主党は押さえているs

コノリー氏は、郊外に移転すれば現敷地は商業開発され、トランプ氏のホテルと競合することになっていただろうと指摘。3社の協議は「利益相反の疑い」を生じさせると述べたs

GSAの報道官はロイターへの電子メールで、FBI本部移転の中止は、議会から必要な予算が得られなかったためFBI幹部によって2017年7月に決定されたと説明したs

ホワイトハウスからはコメント要請への返事が得られていないs